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8節 漁業民族(海洋民族)
総論
- 第1 総論
- 海洋で活躍する漁業民族がある。地中海、北ヨーロッパ、アラビア近海、東南アジアに存在する。国家同士流通業(貿易、海運)でも活躍する。ときに海賊となる。
自然要因…気候・地形・地質
- 第1 気候…海洋は気候変化
- 海洋では風雨など気候の変化に翻弄される。
- 第2 地形…閉鎖地形・開放地形
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- 海沿いの母港に居住
- 海添いの母港を生活地とする。
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- 閉鎖地形・開放地形
- 開放地形もある。閉鎖地形もある。
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人間要因…状況対応型・状況対応力
- 第1 状況対応型…集団状況対応型
- 船で移動性を有するが他民族との戦争が少なく、状況対応型は集団状況対応型に近い。
- 第2 対立争い状況対応の要素←自然・動物と対立争い状況対応
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- 自然と対立争う
- 過酷な自然と対立争う。苛酷な気候と対立争う(海洋は風雨に翻弄)。
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- 動物と対立争う。
- 動物と対立争う。魚を殺す。
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- 対立争い状況対応の要素
- 対立争い状況対応の要素がある。
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- 強者支配の要素
- 強者支配の要素がある(男子優先、父系社会)。
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集団状況対応型の宗教
- 第1 人間神・自然神・宇宙神信仰←集団状況対応型
- 集団状況対応型の宗教の人間神・自然神・宇宙神が信仰されている(海神)。
生産役務要因…生産役務状況対応
- 第1 漁業
- 海洋での生活だから、生産役務は漁業が中心となる。
- 第2 国家同士流通業(貿易)←船での移動性
- 船での移動性を有し、海運に適する。国家同士流通業も強い(商船貿易)。
大規模集団要因…民族状況対応
- 第1 移動性←船で移動
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- 移動性←船で移動
- 船で移動できるから移動性がある。
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- 海路知識は秘密にする←移動性から取得した海路知識は重要
- 移動性から取得した海路知識は重要だから秘密にされる。中世イスラム海路は、ヨーロッパに承継されなかった。
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- 第2 移動できるが民族移動は少ない
- 海添いの母港を生活地とする。船で移動し他民族との接触が多い。ただ寄港先に定住することは少ない。そのため寄港先の民族との戦争も少なく、状況対応型は集団状況対応型に近い。
- 第3 民族移動することもある…バイキング
- 民族移動することもある。バイキングが民族移動した。
大規模集団要因…国家状況対応
- 第1 中世…民族対立争い状況対応力養成→国家国土取り込み
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- 民族対立争い状況対応力養成←戦争状況対応力←操船技術
- 漁業民族は、船を漕ぎ銛・槍などの道具を使用する(操船・漁具)。戦争状況対応〈軍事〉技術・武器に応用できる。農耕牧畜の段階では民族対立争い状況対応力を養成した。そのため強民族として中世に繁栄した。ときに海賊となった(バイキング、倭寇)。
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- 民族生産役務状況対応力養成(富民族)←国家同士流通業(莫大利益)
- 移動性から国家同士流通業(貿易)をした。莫大な利益をあげ国家生産役務状況対応力を養成した(富国)。
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- 国家国土取り込み←民族対立争い状況対応力養成
- 民族対立争い状況対応力養成で国家国土を取り込みした。
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時代…国別歴史・民族別歴史・地域別歴史
- 第1 バイキング(ノルマン人=北ゲルマン人)…各地の国家国土取り込み
- バイキングは、スカンジナビア半島からヨーロッパ各地の国家国土を取り込みした(イギリスのノルマン王朝、フランスのノルマンディー公国、イタリアのシチリア王国、ロシアのキエフ公国)。
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